民主党は、無駄を排除することで新規施策の財源を捻出すると言っています。長年続いた自民党政権の下で様々な既得権や無駄が生じていることは大いに考えられますから、方針としては正しいのでしょう。しかし、急いではなりません。
第一に、無駄であるか否かを見極めるのに時間が必要です。急いで削ってみたら、意外と必要なものであった、という事態は避けるべきです。「3年かけて無駄を削る」というくらいが現実的でしょう。
第二に、好況期の無駄と不況期の無駄は異なるという事です。不況期には、「税金で穴を掘って税金で埋める」行為がケインズによって「必要な景気対策」だとされているわけですから、これを削るのは景気が回復してから、ということにすべきです。
結果としては、「無駄と有益を選別するのに時間を要し、その間に景気が回復する」という大変望ましい展開が予想されるわけですが、くれぐれも政府が焦って性急な歳出削減に走らないように願いたいものです。 |