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フリーターといわれる中には、いろいろな人がいるでしょう。価値観が多様化しているので、いろいろな生き方があってよいと思います。
「真面目に働くのは嫌だから、バイトでもして遊んで暮らそう」という人は、そういう人生観なのでしょう。そういう人には、今の時代にこの国に生まれてきた事が大変ラッキーだったということをしっかり認識して欲しいと思います。不況だと言っても日本は豊かですから、食べることに困る人は少ないからです。もっとも、そういう人に一言だけ申し上げるとすれば、50年後も日本が今のように豊かな国であるという保証はないということでしょう。自己責任の時代ですから、そうしたリスクを考えた上で自分の生き方を考えて欲しいということです。
売れない小説家の卵が生活のためにアルバイトをしているというような、夢を追うタイプは、これも生き方ですから、がんばって欲しいと思います。自分の才能がどれくらいあるのかを見極めるのは大変難しいため、「才能がない場合にどうやって諦める決断をするのか」という問題はあるかもしれませんが、それは各自が自己責任で考えるべき問題です。
しかし、「大企業の内定がもらえなかったから、中小企業で働くくらいならバイトでもしてチャンスを待とう」ということであれば、お勧めできません。不本意な就職先であっても就職して手に職をつけてチャンスを待つべきでしょう。インターネット時代といっても、社会はインフォーマルな情報ネットワークで動いています。「彼は○○に関しては一流だ」という評判が、社内外での新しい道につながるかもしれません。仕事上の知識を活かして何か資格がとれるかもしれません。こうした努力をするのとしないのとでは、良い結果が得られる可能性が大きく異なるということは認識しておいて欲しいと思います。
学生時代の「自分探し」に失敗して、「何がやりたいかわからないから、とりあえずバイトでもしていよう」ということであれば、これもお勧めできません。何でも就職してみれば、その経験が自分探しに役立つでしょう。社会というものを経験してからの転職ならば、転職先の状況もある程度想像がつくかもしれません。手に職をつけておけば、将来やりたいことが見つかった時に役にたつかもしれません。
将来は就職しようと考えているのであれば、企業側が「フリーターよりも会社勤めの経験がある人の方が安心だ」と考えていることを知っておくべきでしょう。仕事に対する取り組み姿勢が窺われるということもありますし、「社会人としての常識(職場内の人間関係のルール、接客のマナーなど)を知っているだけでも安心だ」ということもあるからです。
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